この記事では、前十字靭帯再建手術を受けた僕が、「前十字靭帯の再建手術を受ける場合のメリット、デメリット」をそれぞれご紹介します。
これから手術を受けようと考えている方は是非参考にしてみてください!
「前十字靭帯のリハビリにおすすめの種目なんで、youtubeも見てみてください!(^^)!」

目次
前十字靭帯再建手術のメリット
①生涯に渡って膝の不安定性に悩まされずに済む
⇒この記事では数多くのデメリットを紹介していますが、前十字靭帯がなくなったことによる膝の不安定性から解放されるのが手術をおすすめする一番の理由です!
前十字靭帯は簡単にいうと、膝が前に出ないようにブロックしてくれている靭帯なので、断裂するとマジで膝崩れが起きます泣
靭帯の切れた状態の膝に、体重がかかるとブロックしてくれるものがないので、半月板や膝の皿を損傷する結果になります。

僕の先輩は、前十字靭帯が切れたままサッカーをし続けて膝の皿の骨を粉々に骨折しています( ;∀;)

安心感が生涯手に入ると考えると手術費や入院費は決して高くありません!
手術から4ヵ月目でまだ完治していませんが、今でもやっぱりそう思います!
②スポーツ復帰が可能
⇒前十字靭帯が断裂したままだと、急な方向転換や激しいコンタクトを伴なうスポーツは不可能です!
学校の体育の運動も難しいぐらいだと思った方がいいです!
膝の皿を骨折した先輩も復帰まで1年以上かかりましたが、現在ではサッカーもバリバリ行い、ケガをしたとは思えないほど伸び伸びプレーしています⤴
③将来、膝や軟骨がすり減ることで発症する「変形膝関節症」にならなくて済む
⇒前十字靭帯が断裂したままだと、普通に過ごしていても関節や軟骨が摩耗するので将来膝の症状に悩まされる確率が高まります!
将来膝の痛みが出てからの手術は、軟骨や関節にダメージが蓄積された状態ですので、早期の手術よりも難しいものになります<m(__)m>
④保険料によっては、お金がプラスになることもある
⇒入院や手術にかかる費用と貰える保険料の話☝
僕は収支がちょうどトントンぐらいになりましたが、中には支払われる保険料が「手術費+入院費」より大幅プラスになる人もいます!
「入院大変だったけど、儲けちゃった!」みたいな笑
前十字靭帯再建手術のデメリット
①手術、入院費用が結構高い
膝の安定が手に入るとはいえ、やはり結構な金額が必要泣
⇒保険適用の3割負担で20万~30万ぐらいは見ておいた方がいいです!(1ヵ月の入院で装具代なども含めて)

何度も言いますが、ここから保険の加入状況によって収支はかなり変わってきます☝
僕の装具は13000円で、後から7割返ってくるものでしたが、病院によっては10万円を超えるものを買わされます( ;∀;)

足を通して、マジックテープで縛ります!

へぼそうですが、支柱が入っていて、しっかり固定できます☝
②リハビリに半年近く通わなければいけない
⇒退院後、半年近くはリハビリに通わなくてはいけません!(退院から間もない時は週2~3回、最後の方は2週間に1回程度)
通院にもガソリン代などの交通費&診察料も毎回かかりますからね☝
③1ヵ月程度の入院が必要(学校や会社を休む必要がある)
⇒病院によってかなり違いがありますが、最低でも2週間ぐらいは入院が必要です!
手術を受ける前に、4日で退院の病院も発見しましたが、自分自身で振り返っても4日で退院はありえないし、そこまで早期退院するメリットは感じられません<m(__)m>
「手術翌日松葉杖は1年に1人いるかいないか」と言われた僕の入院4日目でも、膝固定の、松葉杖でようやくトイレに行けるかどうかぐらいの状態でした。
僕は半月板も損傷しているので、合計1ヶ月の入院でした!
④手術は全身麻酔で、激痛を伴なう
⇒全身麻酔を施し、かなりの激痛を伴ないます!
再建手術経験者は皆「あの痛みは時間が経てば忘れる」と言いますが、渦中の時は痛み止めや座薬などを投与するほど耐えられないぐらいの痛みでした。
僕も手術の痛みや辛さを忘れかけていますが、「もう次切れたら絶対手術しない!!」と心に誓ったのを覚えています笑
病院で仲良くなったおじさんも「痛みで吐いた」と言っていました(*_*)

術後翌日の写真ですが、パンパンに腫れています笑
とまぁ、ビビらせましたが中学生や高校生の女の子でも手術するので大丈夫です(‘ω’)ノ
⑤2週間程度は足を付けない&動かせないため、筋力の衰えが半端ない
⇒再建した靭帯を動かさないために固定が必要で、手術した方の足はかなり衰えます!


ナイフで削られたかのように右足が細くなっています☝
この時で術後3週間ぐらいですから、戻すのにはガッツが必要です笑
普段の筋トレをハードに行っている人は、足の筋肉を失う勇気が必要です☝(手術前のスクワットは100kgとかでも問題ありませんでしたが、高重量担いでの膝崩れは想像しただけでもゾッとします泣)
⑥リハビリはスクワットなど中心で結構ハード

⇒普段運動しない人からすると、運動不足を実感させられるメニューが待っています笑
リハビリを放棄する人も中にはいるそうですが、どれぐらいの期間でどれぐらいの負荷をかけていいのか自分では分からないので絶対おすすめできません!
⑦「手術をすれば大丈夫!」ではなく、再断裂の可能性も結構高い
⇒これだけ、痛く、しんどいリハビリを長期間こなしてもスポーツ復帰してもしなくても再断裂する人は僕の周りにも結構多いです!
中には半月板や靭帯を合計3~4回手術する人も泣
僕の周りでも、5人は再断裂しています⤵⤵
⑧手術跡がしっかり残る
僕は前十字靭帯と半月板の手術をしているので、半月板(膝の外側)のところにも手術痕があります!

膝の皿の下に腱を取るための傷跡、その両横に内視鏡を入れる穴の痕×2、膝の外側(半月板)に傷跡が残ります!
女性は特に、手術痕がこれだけ残るのは気分がいいものじゃありませんよね泣
⑧自分が住んでいる地域に手術できる先生がいない場合がある
靭帯の再建手術は非常に難易度の高い手術なので、自分の住んでいる地域に手術できる先生がいないor定評のある医師がいない場合もあります。
僕は大学病院の膝関節の名医の先生に手術してもらいましたが、僕が知るだけでも、青森、広島、愛媛、長野から来ている患者さんがいました!
遠くまで手術しに行かないといけないのは、デメリットと言えますね泣
前十字靭帯を再断裂し、別の病院で2回目の手術をしたときに「前の手術はこれ失敗やで!」と衝撃的なことを言われた知り合いもいます( ;∀;)
⑨手術失敗の可能性もある
皆さん冷静に考えてもらいたんですけどね、手術後に

「〇〇さんの手術は100点満点中85点でした!」とかではなくてね、「成功」か「失敗」の報告しかされないですよね。
バカ正直に「今回は60点の出来でした!」っていう医者はいないですから(*_*)
命に関わるような手術の場合は別ですけど💦
何が言いたいかというと、⑧でも言いましたけど僕ら患者側はね、手術がどれぐらいの精度を伴って終了したか分からないんです💦
・前十字靭帯はなんとかつながっているけど強度は弱いかも??
・前十字靭帯をつなぐ場所が数mmずれているかも
・そもそも取り出す腱の場所はそこでいいのか??(太ももとか膝の皿の下とかお尻とかいろいろあるんです☝)
スポーツ選手と同じで、医者もですね医学部を卒業して研修医を経て医者になっていますが、その分野において手術がうまい人も下手な人も当然いるわけです☝
前十字靭帯の再建手術は、特に再断裂が起きた場合に「その手術レベルが低かったせいなのか?」「術後の僕ら患者側のリハビリが悪かったのか?(ストレッチや筋トレをしっかりしないのに、むちゃに動きすぎた等)」
ここがわからず結構曖昧な分野だと思うので、僕は名医にやってもらった方がいいと思ってご紹介させていただいています!(^^)!
※何を持って名医とするかや、プライバシーもあるので僕の執刀医の先生の名前や病院名は出しませんでしたが、知りたい方は「問い合わせ」からメールしてくれたらお教えします!!
全国から患者が集まり、オリンピックの選手も診るほどの膝関節の第一人者ですので☝
先生の許可はもらってます!!!(^^)!(お勧めするにあたって、僕のメリットは特にありません笑1人でも多く、手術成功して欲しいなというだけです笑)
⇒・「前十字靭帯断裂&再建手術のリハビリや経過。手術~11ヶ月【まとめページ】」はこちら☝
・「前十字靭帯再建手術の費用!再断裂した人の特徴など!前十字靭帯カテゴリーの記事」はこちら☝
まとめ
以上が前十字靭帯再建手術を受けるメリット、デメリットでした!
他にもメリット、デメリットを見つけ次第プラスしていきます!
手術するかしないか迷っている方は是非参考にしてくださいね(^^)
僕も前十字靭帯が切れた状態でサッカーの試合に出場し、ノープレッシャーのマイボールで膝崩れしました笑